歯にまつわる、意外と知らない話など不定期でお届けする気まぐれコラム


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Vol.25

子どもの医療費助成

寒い日が続きますね。
今年も残り少なくなってきました。

ところで、最近こんなニュースを見ました。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yuasamakoto/20161206-00064974/
湯浅誠さんといえば、何年か前の年越し派遣村で、記憶のある方も多いのではないでしょうか。
この中で「子どもの貧困は、大人の貧困に比べて、広い理解を得やすい。一番の理由は「自己責任」と言われないこと。」といったことが記載されています。

医療に関して、そういった意味では、子どもの医療費助成は必要なものと認められやすいはずですし、きっと多くの方に賛同を得られているものと考えています。
しかしながら、地方単独事業で子どもの医療費を助成している場合、その国庫負担を減額する仕組があります。
財政に余裕がある自治体には補助金を減らすという趣旨なのでしょうが、子どもの医療費助成に税金を使うことを贅沢だとみるような制度には違和感を感じます。
助成の必要性からみて財政事情が厳しい自治体でも対応できるようにするのが望ましいのではないでしょうか。
とすると、こういった施策で、補助金までカットしてしまうのはやりすぎと思われます。
国の方でも、その点は認識しているようで、このような事例では補助金を減らさない仕組みにしていく方針までは決まっているようです。

↓詳しくはこちらの報告書6ページあたりから
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000117936.pdf
もうすぐ予算案の閣議決定があるようです。
社会保障の歳出抑制は最重要課題であるとしても、こういった予算はぜひ削らないようにあってほしいものです。


ブログも毎月更新してますのでよかったら見てみてくださいね。
http://blog.goo.ne.jp/katousika

かとう歯科 加藤一成
~平成28年12月20日(火) 投稿~


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